地域コミュニティとの共生を目指して ~コウノトリの週末清掃活動レポート~

私たち「コウノトリ」では、利用者さんと職員、そして地域社会との間に良好な関係を築くことを目的とした、週末早朝の地域清掃活動を継続して実施しております。

目次

一体感から生まれる、自然なコミュニケーション

この活動では、参加者全員が協力して楽しく地域の清掃をします。近隣の掃き掃除や除草作業などを通じて共に汗を流す時間は言葉によるコミュニケーションが苦手な方であっても、自然な形で一体感や連帯感を感じられる貴重な機会となっています。言葉を交わさずとも、互いを思いやり、協力し合う心が育まれています。
みんなで掃除をすれば楽しいのではないか?と思考錯誤で始めた取り組みでしたが連帯感がうまれておりました。

「ありがとう」「ご苦労様」といった温かいお声がけをいただくことがあります。先日も、ある利用者さんが満面の笑みで「『ありがとう』と言ってもらえました」と報告してくれました。社会の一員として誰かの役に立っているという実感は、利用者さん一人ひとりの自己肯定感が育まれ日々の生活への活力となります。その喜びの表情は、私たち職員にとっても大きなやりがいです。

利用者の主体性が活動を次のステージへ

この取り組みは、当初月一回の開催でしたが、先日、ある重度の障がいをお持ちの利用者さんから「もっと清掃活動がしたい」という自発的な申し出がありました。重度の方が意思表示をするということは凄いことです。
他の利用者さんも是非2回、清掃したいとのことで現在は月二回の活動へと発展しました。これはこの活動が単なるプログラムではなく利用者様自身の内なる意欲を引き出し、主体性を育む場となっていることが何よりの証左であると私たちも深く感教えられます。

今後も地道な活動を継続し、支え合える温かいコミュニティづくりに職員一同、参画して参ります。

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