コウノトリハウス・障がい者施設運営を考えて熟慮しなければいけない事

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見学者・体験者さんを迎える

埼玉県、幸手権現堂の桜並木と菜の花畑のピンクと黄色のコントラスト。
前田佑子   令和7年4月4日 に撮影しました( ◠‿◠ ) 。

皆様の穏やかな暮らしを大切に

皆様、こんにちは。グループホーム「コウノトリ」です

日頃より、当ホームの運営に興味をもって下さり、またご理解、心より感謝申し上げます。 「コウノトリ」では、入居者の皆様が安心して穏やかな日々を送れることを何よりも大切に考え、スタッフ一同、日々のサポートに努めております。

さて、この春、ホームの生活環境について大きな動きがありました。 今年の3月、他の入居者の皆様との穏やかな共同生活の継続が難しい状況となり大変残念ではありましたが、お一方にホームを退去していただくという苦渋の決断をいたしました。これは、現在生活されている皆様の安心できる環境を守るための措置でした。

その後、新しい仲間を迎え入れるため、何名かの方に「コウノトリ」での生活を体験していただく機会を設けました。 体験に来られた方の中には、とても真面目で心優しいお人柄が伝わってくる方もいらっしゃり、スタッフとしても心からお迎えしたいと感じる方でした。

しかし、グループホームは、入居者の皆様が共に支え合いながら生活する「家」です。新しい方をお迎えする際には、その方ご自身のことだけでなく、現在生活されている皆様との相性や、ホーム全体の調和を慎重に考える必要があります。

今回体験された方は、長い入院生活で身についた習慣や、コミュニケーションにおける特性から、他の入居者の皆様との円滑な関係を築き、穏やかに共同生活を送ることが難しい側面があると感じられました。

サービス管理責任者と話し合い熟慮を重ね、その結果、現在「コウノトリ」で生活されている皆様の心の安定と、ホーム全体の運営を維持することを最優先に考え、今回は残念ながらご入居を見送らせていただくという判断に至りました。

この決断は、私たちにとっても大変心苦しいものでした。しかし、「コウノトリ」が何よりも守りたいのは、今ここで暮らす皆様一人ひとりの穏やかで安心できる日常です。

これからも、入居者の皆様が互いを尊重し、心地よく過ごせる「家」であり続けられるよう、スタッフ一同、誠心誠意努めてまいります。


後日、お断りすることになったケースの相談員さん、お断りした際に当初「どうしてですか?」と何度も仰られ、熟慮した判断でしたので残念です、としか申し上げることが出来ませんでした。


が、後日、「前田さんの判断は賢明でした。」とお電話をいただきました。
その後、その方にふさわしい入居先が決まったとのことでした。

今後とも、グループホーム「コウノトリ」を温かく見守っていただけますよう、心よりお願い申し上げます。

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